アラブ首長国連邦の連邦国民評議会(FNC)議員選挙が行われ、投票最終日の10月3日、即日開票の末、20人の選出議員が決定し、ドバイ首長国では60人の候補者に対し4人が当選した(投票率は、35.29%)。

FNCは40人の議員で構成され、このうち半数である20人は各首長の勅選により任命、残り20人は選挙によって選出される。20人の内訳は、各首長国の人口によって決められ、アブダビとドバイは、それぞれ最多の4人が選ばれる。  今回の選挙には、UAE全土で330人が立候補した。有権者は、全体で22万4279人(男性52%、女性48%)。このうち、7万9175人が実際に投票を行った。ドバイの有権者数は5万3568人。有権者はそれぞれの首長国で選ばれることになっており、連邦全体で第1回選挙は6674人、第2回選挙は12万9274人が選挙人として有権者になっていた。

FNC議員の任期は4年。議員の月収は5万AED(約155万円)。議員年金や生涯を通じた医療保険などが付与される。外交パスポートを受け、国外への移動の際は外交特権を享受できる。交通違反による罰金も免除される。

今回の選挙では、36の投票所が設けられた。延べ1500人のボランティアが参加し、スムーズな投票が行われた。自身も投票を行ったムハンマド・ドバイ首長は「投票を行う人は、候補者のためではなく、UAE全体のためを思って投票してほしい」と投票時に語っていた。

投票は、9月28日~30日までの期日前投票と、10月3日の投票日に分けて行われた。投票所には、身分証明書であるエミレーツIDを持参し、ICチップのついた同IDを投票機械のカードリーダーに差し込む。個人が特定されると、自分の所属する首長国の候補者の一覧が現れ、その中から1人を選び、あらかじめ候補者に割り当てられた番号を入力するか、顔写真を選択するかによって投票となる。

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