7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)」をはじめドバイの高級ホテルを運営する「ジュメイラ・グループ(Jumeirah Group)」は、ビーチ沿いに建つホテル間の移動や同グループのショッピングモール、レストランなどへの宿泊客の移動用として、現地アートで彩った101台のバギーを近々導入する予定だ。

ジュメイラ・グループとドバイ文化芸術局(Dubai Culture & Art Authority)などの合同プロジェクトで、バギーには、アラブ首長国連邦(UAE)の女性アーティストとUAE在住アーティストによるデザインが施されている。

ブルジュ・アル・アラブや「ジュメイラ・ビーチ・ホテル(Jumeirah Beach Hotel)」「マディナ・ジュメイラ(Madina't Jumeirah)」の3ホテルらが屹立(きつりつ)するビーチは全長2キロに及ぶ。この間の移動に、6シートのバギーを導入し、宿泊客は快適な移動を楽めるという。

マディナ・ジュメイラのマーガレット・ポール・ゼネラルマネジャーは同プロジェクトについて、「2020年までに、ドバイ全体を野外美術館にするというドバイのムハンマド首長の指針に基づいた取り組みの一つ」と位置付け、宿泊で訪れる観光客にUAEの芸術をアピールする場を提供したいと考えている。

バギーの車体に描かれた絵は、いずれもUAEの文化や伝統に結び付いたもの。現地の男性が頭にかぶるスカーフの模様や、マスクをした現地人の女性、アラビア湾に生息する魚など、絵柄はさまざま。

バギーはオランダのGaria社製で、100%電気で動く。ジュメイラ・グループのための特別仕様で、1台当たり1,700ものパーツが使われているという。

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