タックスへイヴン(Tax Haven)は「租税回避地」とも呼ばれ、所得税・法人税・資産課税・相続税などがきわめて低いか、まったく存在しない国や地域のことをいいます。タックスへイヴン地域は主に下記の5エリアがあります。

1)ヨーロッパ モナコ、ルクセンブルク、リヒテンシュタインなど、ヨーロッパの小国、 マン島、チャンネル諸島など、イギリス周辺の島々、 アイルランド

2)カリブ海 ケイマン、BVI(ブリティッシュ・ヴァージン・アイランド)、バハマ、パナマ、バミューダなどの島々

3)東アジア 香港、シンガポール

4)太平洋諸島 バヌアツ、ナウル、ニウエなどの島々

5)アラブ アラブ首長国連邦(ドバイ)

上記のタックスへイヴン諸国はもともと資源や産業の無い島国や小国がほとんどですが、アラブ圏のタックスへイヴンは膨大なオイルマネーの受け皿として発展したというのがまず大きな違いです。
UAEの大手銀行は膨大なオイルマネーを持つ国によってバックアップされていますので銀行倒産や破産といったリスクが極めて低いと言えます。

同じ香港やシンガポールに比べてなじみが薄く感じられるかもしれませんが、すべての金融機関で英語が通じ、オンラインバンキング等のオペレーションもすべて英語ですから、アラビア語を使う必要性は全くありません。
アラブ首長国連邦内の主な銀行は、各首長国がバックアップする銀行(National Bank of Dubai、National Bank of Abu Dhabiなど)、又は外国資本の大手銀行(CITI、HSBC等)です。

ドバイではフリーゾーン政策により早くから外国企業の誘致に成功しており、近年は不動産プロジェクトやDIFCをはじめとした金融にも力を入れていることから、ドバイのオフショア銀行に預けた資金を様々な分野で運用する、という部分で優位性があります。

現在、日本からUAEへの直行便は関空~ドバイ間のエミレーツ航空1便のみですが、2010年からはエミレーツ航空、アブダビ首長国のエティハッド航空が成田空港行きの直行便を就航する予定ですので、より身近な国になることが予想されます。

◆香港、シンガポールとの違い

日本人にはオフショア/タックスへイヴンとして人気の高い香港やシンガポールですが、これらの国では国内所得に対しては所得税や法人税が課せられます。なので資産の運用方法によっては課税の対象となる可能性がありますが、ドバイ/UAEではこれらの税金はゼロです。

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