1月8日(木)に1000人を超える学生、教師、ボランティアらが、5万人のパレスチナ人の子どものため、スクールバッグに教科書、ペン、計算機といった学習用具のパッキングを行った。

昨年夏、イスラエルのガザ地区への空爆により多くの子どもたちがちゃんと学校に通い授業を受けることができない状況になっている。

「私たちが支援しないで誰が支援するの?」

と、ボランティアに参加したクサイ・アル・キスワニーさん(13)は語る。

「例え建物がなくても、子どもにとって勉強することは重要なのこと。その支援をしたいし、パレスティナ再建の支援をしたいの」

支援を主催したドバイケアのタリク・アル・ガーグ氏は支援の理由をこう語った。

「ヨルダン人、エジプト人、そしてパレスティナ人が我々の国にやってきて、教育を与えてくれた人々だ。今でも授業をしてくれた教師の顔は忘れていない。そして今こそ、その恩を返すときだ」

昨年10月にドバイケアは1100万ディルハム(約3億3000万円)をかけてガザ地区に学校を建てると共に、爆撃により傷ついた子どもたちの心のケアを実施することを引き受けている。

首長国によれば138の学校が爆撃され、37万3000人の子どもたちが何らかの心療を必要としている。

パッキング作業は1月11日(日)までアル・ブーム・ツーリスト・ビレッジで続けられており、まだまだ人手が必要とのことだ。

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