塚喜商事は、ファッションデザイナー菅井英子が代表のデコ・ジャパンと契約した。
今月オープン予定の同社ドバイ店で菅井プロデュースによる、最高級の西陣織を素材にした服や雑貨、インテリアなどを「アサギ・ブロケイド・バイ・デコ・スガイ」として先行販売するとのことだ。
西陣織の生地は、塚喜商事のブランド「西陣美術工芸あさぎ」の最高級の帯地であり、金箔などをふんだんに用いた高級感ある素材を、ワンピースやジャケット、ドレスなどに仕立てた。
帯地をそのまま使ったり、端切れをパッチワークにしたものや、襟のデザインでラグジュアリー感を表現したものなどがある。
価格は100万円以上となり、現地の富裕層や観光客などへの販売を見込む。
プロデュースした菅井は、
「帯地の扱いの困難さに加え、デザインだけでなく柄出しから縫製、仕上げまですべてに携わったのは新しい挑戦だった。世界に日本の伝統美を発信する皮切りになれば」
と語る。
ドバイ店は富裕層向けのショッピングモールに出店を予定しており、ドバイでの展開後に国内での販売も模索するとのこと。