アラブ首長国連邦(UAE)・シャルジャ首長国で、乳がん予防の啓発や患者家族への寄付を募る「ピンク・キャラバン・ライド」が始まった。
乳がん予防の啓発活動や患者やその家族への金銭的支援を目的に行う同キャラバンは今年で5回目。UAEの慈善団体「フレンズ・オブ・キャンサー・ペイシェンツ(Friends of Cancer Patiens)」が2011年から続けている。
今年は、シャルジャ乗馬レースクラブ(Al Atain, after Sharjah Airoport Sharjah)を起点に、150人の参加ライダーが、ドバイを含むUAE7首長国全土、総行程337キロの道のりを10日間かけて横断する。
開会式には、同キャラバン支援のため、17頭の馬を寄付したスルタン・ビン・ムハンマド・アル・カーシミ・シャルジャ首長のほか、ナヒヤーン・ビン・ムバラク・アル・ナヒヤーンUAE文化・青年・社会開発大臣、ルブナ・ビント・ハリッド・アル・カーシミUAE開発国際協力大臣らが集まった。
過去4回の開催で、350人のライダーが参加し940キロを走破。キャラバン効果も手伝い、UAE全土でこれまで約30000人が乳がん検査を受け、21人の乳がん発見につながった。