昨年11月に開園した冬季限定遊園地「Global Village(グローバルビレッジ)」が4月10日、今季の営業を終了する。
ドバイの夏は最高気温が50℃近くになることもあり、ショッピングモールの中で遊べる、ボーリング場や屋内スキー場といった室内で遊ぶスポットに週末、多くの家族連れが集まる。暑さのピークを過ぎた10月以降は、日中は30℃くらいの気温だが朝晩は20℃以下と砂漠らしく寒暖差のある気候となる。
グローバルビレッジは毎年11月ごろにオープンし、3月までの半年間限定で営業する遊園地。周辺国カタールやオマーンからも車で訪れる家族が多く、昨年は500万人の入場者数を記録した。開園は気温の下がる夕方16時で、ドバイの週末である木曜・金曜と祝日は深夜1時まで営業している。
日本のアトラクションよりもスリリングな絶叫マシンも名物の一つだが、注目は世界70カ国以上が集まるパビリオン展示。MENA(ミーナ)と呼ばれるアラブ首長国連邦周辺の中東諸国のほか、米国、中国、イタリアなど各国をイメージした建物を用意し、パビリオン内では国ごとの民芸品や食べ物を楽しむことができる。そのほかにも、ドバイ市内に店舗を持つ小売店が、店を構え50~70%割引で販売をしているアウトレット店舗や、本格足つぼマッサージが受けられるヒーリングエリアもある。
今季盛り上がりをみせていたのは、アフリカパビリオン。独特な色使いの木で作られたパビリオンの中では、木彫りの動物や動物の牙などで作られたアクセサリーなど、さまざまな民芸品を販売している。パビリオンに併設のステージでは、木をくりぬいて作るジャンベといわれる西アフリカの太鼓などを使い、演奏や伝統的な舞踊を見ることができる。
開園時間は16時~24時(木曜・金曜・祝日は翌1時まで)。入園料は15AED。