Skydive Dubaiで4月23日、5人制サッカーのアマチュア世界一を決めるF5WC世界大会が開幕した。  

日本代表の「柴田工務店チーム」は、予選リーグ3試合のうち2試合を戦い、1勝1敗で初日を終え、24日に決勝トーナメント進出をかけ、ルクセンブルグ代表との予選リーグ3戦目に臨む。  

予選リーグは、全11のグループに各4チームずつが入り、総当たり戦を行う。各グループの上位2チームと、全グループの3位の中の、成績上位の2チーム、計24チームが決勝トーナメントへ進出する。  日本代表は、前回大会の優勝チームであるデンマーク代表、サウジアラビア代表、ルクセンブルグ代表と同グループに入った。  初戦から前回王者と対戦した日本代表は、前半7分にデンマーク代表のミドルシュートで失点を喫することになる。0-1で折り返した日本代表は、後半、逆転を狙い果敢に攻めるも、逆襲に遭い、後半4分、8分と立て続けに追加点を許し、初戦を0-3で落とした。  

後のなくなった日本代表は、サウジアラビア代表との2戦目を迎えた。「大会の雰囲気にのまれ、動きが硬かった(宮田真一監督)」という初戦から気持ちを切り替え、序盤から積極的に攻勢に出る。試合開始直後の前半1分に、野島選手のミドルシュートで先制し、幸先の良いスタートを切るが、追いすがるサウジアラビア代表も、前半3分に1点を返し、1-1で前半を終える。  

後半も一進一退の攻防が続き、お互い得点が奪えないまま時間は過ぎる。この状況を打破したのは、この試合で先制点を挙げた野島選手。サウジアラビア代表のゴールネットを揺らしリードを奪った。その後も追いすがるサウジアラビア代表の猛攻をしのぎ、2-1で逃げ切った日本代表は、世界大会で初めての勝利を手にした。  日本代表キャプテンの熊谷和夫選手は、勝利の要因を「自分たちのプレーをすることを心掛けた結果」と試合を振り返った。宮田監督は、「試合を追うごとにチームの良さが出てきている。個人ではなく、チームとして最後まで戦いぬき、必ず決勝トーナメントに進出したい」と、3戦目へ意気込みを語った。  

決勝トーナメント進出をかけた、3戦目のルクセンブルグ代表戦は、24日13時30分キックオフ。日本代表は同試合に勝利すれば、同日夕刻からの決勝トーナメントに進む。

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