ドバイ市内のワフィ・モール(Wafi Mall)特設会場で現在、「ドバイ国際カリグラフィー展2015」が開かれている。  

アラビック・カリグラフィーとは、アラビア語の文字を用いた書道であり、芸術的な書法。同展はアラブ文化の普及を目的に、ドバイ政府の文化芸術機関が主催する。  

同展では、ドバイの文字をかたどった立体的な展示スペースに50を超えるアーティストの作品140点が飾られ、見るものを魅了。ドバイのムハンマド首長のコレクションの一部も飾られており、普段目に触れることのできない貴重な品に出合うことができる。  

4月17日には、ムハンマド首長も同展を訪れた。ムハンマド首長は「アラブ文化の発展に惜しみない支援をする」としており、「コーランの言葉であるアラビア語を若い世代に大切にしてほしい」との意向がある。  

ドバイ文化芸術機関のアドバイザーを務めるカーシミ博士は、「アラビック・カリグラフィーは、アラブ文化や伝統のもっとも深淵(しんえん)な部分であり、アラビア語の礎である。このような催しものは単にアラビア語の美しさに触れる機会を提供するだけでなく、若い世代の教育の場であり、文化発展のための重要な機会である」と、その意義を主張する。  

カリグラフィー・アーティストのファティマさんは、カリグラフィーの歴史について「アラビア語を書く文化は、預言者ムハンマドの努力の一環として始まった。カリグラフィーは次第にモスクのデコレーションとして使われるようになり、より芸術性を増していった」と説明する。  

5月15日まで。

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