ドバイのインターナショナルコンベンション&エキシビションセンター(Trade Centre, Dubai)で5月26日から3日間、「ビューティーワールドミドルイースト」が行われた。
姉妹イベントと合わせて20回目の開催となる同イベントには、60カ国1400社以上が出展。日本でも今年3月に福岡、5月に東京ビックサイトで開催され、10月19日~21日にはインテックス大阪で開催が予定されている。
調査会社のユーロモニター・インターナショナルのデータによると、中東と北アフリカ(MENA)の美容市場は2014年で257億ドルとなり、2019年までは毎年約4.8%と世界平均約2.8%を大幅に上回る成長が予想されている。サウジアラビアがMENA市場の約41.6%と大きな割合を占めており、イラン、アラブ首長国連邦と続く。
同イベントはドバイ最大の展示会場の11ホールを使い、総床面積は4万8600スクエアフィート(約4500平方メートル)と昨年より10%広いスペースで展開した。
今年初めて出展したヒューマンリソースコミュニケーションズの春日社長は「日本での出展はお得意さまにあいさつするための恒例行事のような場合もあるが、ドバイでは新規に取引をする会社や商品を見つけたいと周辺諸国のバイヤーが集まりとても積極的で、こちらも対応をしていてワクワクした」と振り返る。同社では同イベントのために新たに開発した、サクラの香りやパッケージを使ったハンドクリームやクレンジングジェルを発表。リピーターとなって連日足を運ぶ人も多かったという。
その他、熟練の職人技を使った爪やすりや毛抜きなどを扱う興和商事、薬用シャンプーを取り扱い、ドバイのほかサウジアラビアやクウェートでも展開する加美乃素本舗(JAPAN EMIRATES TRADING EST.)、医師が開発しEU国際特許も取得するメディカルサプリを扱うドクターウエルネスなどの計8社の日系企業が出展した。