ドバイのショッピングモール3カ所で6月2日から、ボードゲーム「モノポリー」の等身大アトラクションを期間限定で開設している。
米国発祥のボードゲーム「モノポリー」の生誕80周年を記念した同企画。モノポリーは、サイコロを振って駒を進め盤の上を周回する間に不動産などを獲得し、総資産額で勝敗を決めるゲーム。
今年20周年を迎える「デイラ・シティセンター」、同10周年の「モール・オブ・エミレーツ」など、節目を迎えるドバイのショッピングモールとコラボした「等身大モノポリー」は、ドバイ空港、ジュベルアリ経済特区、ガルフード橋などの名前が盤の上に並ぶ。対象期間内に、モノポリー開催中のショッピングモールで300AED(約1万円)の買い物をした人に参加資格が与えられる。
プレーヤーは大きな2つのサイコロを振って、盤の上を実際に歩く。各プレーヤーにはスタート時に50点が与えられ、各マスに割り当てられたポイントを合計して、制限時間内にもっともポイントを獲得したプレーヤーに、優勝賞品として500AED(約1万7000円)相当の商品券を贈呈する。
止まったマスに応じて、スキー・ドバイの無料チケットや、ショッピングモール内で使える特典なども用意する。
等身大モノポリーがプレーできる3つのショッピングモールを運営するマジッド・アル・フタイム・グループ(MAF)は、等身大モノポリーを活用し、ネパール大地震被災地への寄付を合わせて実施。ゲーム内のポイントと同額を全て、赤新月社を通じネパールの住宅建設に寄付する。現在、25万AED(約800万円)の寄付金が集まっている
MAFのフアド・マンスール・シャラフ上級マネジメント部長は「モノポリー誕生80周年という節目の年を祝うと共に、今困難な状況にある人たちに光を当てる活動をしたい。モノポリーのような世界中で愛されるゲームを通じて、ネパール支援のプラットホームを提供したい」と話す。