7月1日にサウジアラビアのアルワリード・ビン・タラール王子が、これまでの資産家らの寄付では最高金額になる、個人資産320億ドル(約4兆円)全額を慈善事業に寄付する方針を明らかにし、世界中で話題となっている。  

 

イスラム暦9の月ラマダンはイスラム教徒にとって神聖な月であり、イスラム教5行の一つ、喜捨(ザカート)を普段以上に心掛ける。ザカートは、財産に余裕のあるイスラム教徒の成年男女が、毎年イスラム暦の1年間で作った財産の2.5%を収める行為。ラマダン中の喜捨行為は、より善行として理解され、義務行為である1年を通じたザカートに加えて、多くのイスラム教徒が恵まれない人のために喜捨を行う。  

 

こうした取組は、ドバイではコミュニティーレベルに拡大しており、ラマダンはチャリティーのシーズンとして、ショッピングモールではチャリティー・キャンペーンを実施している。  

 

ドバイ内にモール・オブ・エミレーツや、シティーセンターなど大型ショッピングモールを展開するマジッド・アル・フタイム(MAF)は、チャリティー・キャンペーン「Make a Difference this Ramadan」を毎年実施し、ショッピングモール内に専用のチャリティー・ボックスを設置している。  チャリティー・ボックスは、金銭ではなく各家庭で使っていないものを集める。本や衣類、携帯電話などの専用ボックスが設けられ、専用のチャリティー・バッグに入れてボックスに入れる。集められた衣類などは、それを必要とする家庭に届けられる。  

 

フアド・マンスール・シャラフMAFシニア・ディレクターは「今年のラマダン、MAFはすべての人に光を当てる。出土にかかわらず、毎日全ての人に素晴らしい瞬間を与えたい」と述べた。

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