第14回を迎えた中東最大の不動産見本市「シティ・スケープ(City Scape)」が9月8日にドバイ世界貿易センターで開幕し、ドバイならではの豪華な最新情報などが大手デベロッパーらによって公開され、除幕式には、ムハンマド・ドバイ首長の息子シェイク・マクトゥーム・ドバイ副首長が参加した。 今回のシティ・スケープには、世界30カ国から300を超える出展社が集まり、3日間の開催中に約5万人の来場者を見込んでいる。  毎年、ドバイをはじめとして中東の出展社は、新規の開発プロジェクトを同展示会で発表しており、今年も、大手デベロッパーは軒並み新プロジェクトや既存プロジェクトの最新情報などを明らかにした。  世界最高賞金の競馬レース、ドバイ・ワールドカップの開催場所である「メイダン(Meydan)」は、周辺の開発地区一帯、367万平方メートルの敷地に、高さ711メートルのタワーや全長4キロの運河を含むショッピング・モールを建設する。第1段階は、2020年に完成予定。  シティ・ウォークやザ・ウォークなど、屋外ショッピング施設をこれまで手掛けてきた「メラース(Meraas)」は、同じく屋外施設を充実させるため、東西ドバイを隔てるドバイ・クリーク(入り江)沿いに、伝統的なアラブ建築のレジャー施設を2017年に建設予定。  世界地図を模した人工島「ザ・ワールド(the World)」に水中ヴィラを建設予定の「クレインディエスト(Kleindienst)Group」は、スウェーデン島に、ベントレー・デザインの高級ヴィラ10棟を開発する。2016年末までに完成予定で、各ヴィラにプライベートビーチが隣接するリゾートエリアになるという。  2020年ドバイ万博の会場で、完成時に世界最大の空港となるアル・マクトゥーム国際空港の拠点となる「ドバイ・サウス(Dubai South)」は、3週間前に地域全体の名称を変更したことに続き、同地域内の個別プロジェクトについても名称変更を発表した。  ドバイ・サウスは、145平方キロメートルの広大な土地に、万博会場やアル・マクトゥーム国際空港のほか、商業地区やゴルフコースなど8つの個別地域が置かれている。この中で、低層階のアパートや戸建ての住居を設ける「居住地区(Residential District)」という名称を「ザ・ビレッジ(The Village)」に変更した。将来的には2万戸のマンション部屋を供給予定で、うち6000戸は2019年に供給予定だ。  開催時間は10時~19時。今月10日まで。
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まちづくり
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