ドバイとイギリスを拠点として活動するアーティストであり、写真家のセジウィック夫妻が35平米の小さなアート・スペースから始めたギャラリー・ワンは、現在ドバイの6店舗のみならず、アブダビ、バーレーン、サウジアラビア、カタールにそれぞれ1店舗ずつ構えており、9月から11月の秋の新作を続々と発表している。  同ギャラリーのクリエーティブディレクターを務める写真家のジェームス・ドミーネ(James Domine)さんは、米国、韓国、香港、中東で活動する。その新作は、イスラムの影響の残るスペイン南部の家庭のドアノッカーと鍵穴を集めた「A Way to My Heart」。100センチ×100センチのキャンバスに、同じサイズの64枚の色とりどりの写真がはめ込まれている。  スロベニア出身の映画写真家ベノ・サラジッチ(Beno Saradzic)さんの「From the Above」は、ドバイやアブダビの街を上空から捉えた写真のシリーズ。夕焼けに照らされ、シルエットだけ残したブルジュ・ハリファや、煌々(こうこう)と光を放つダウンタウンエリアの夜景など、神秘的な写真が並ぶ。  レバノン出身の女性アーティスト、ジャマル・タヤラ・バロウディ(Jamal Tayara-Baroudy)さんの作品は、イスラムデザインを代表する幾何学的な模様を組み合わせたもの。今年シャルジャ首長国にオープンしたアート・スペース「1971」でも、9月24日~26日にジャマルさんの作品が展示されている。  カリグラフィーと何層にも重なった背景色が特徴的なシリア出身アーティスト、ヘレン・アッバス(Helen Abbas)さんは、平和を意味する「Salaam」のカリグラフィーをエレガントな配色で仕上げている。  ドバイモール店の営業時間は10時~24時(今月26日までの犠牲祭連休中は10時~翌1時)。
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