今年開業10周年を迎えたドバイの大型ショッピングモール「モール・オブ・ジ・エミレーツ(Mall of the Emirates)」の、総工費10億ディルハム(約330億円)を投じた大規模改修が終了し、9月28日にオープンしたエリアの中に、台湾の有名ショーロンポウチェーン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」が中東エリアで初店舗を開店した。初日から大変な賑(にぎ)わいを見せている。

鼎泰豊は、ショウロンポーを看板料理として世界的に展開する台湾のレストラン・チェーン。日本にも銀座や横浜をはじめ、全国に14店舗を持つ。1993年に、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙の「世界の10大レストラン」の一つに選ばれた。これで一躍有名になり、現在はアメリカ、シンガポール、マレーシアなどにも展開し、世界中に100以上の店舗を構える。

看板商品のショーロンポウは、ドバイ店では、鶏肉、カニ、海鮮、トリュフ入りの4種類を用意。鶏肉、カニ、海鮮はそれぞれ6個入りとなっており、価格は22AED~36AED(約680円~1,100円)。トリュフ入りは、1個15AED(約470円)の価格設定だ。ほかにも、ギョーザや春巻き、チャーハンやラーメンなど、中華料理おなじみのメニューが並ぶ。

同モールの拡張エリアにはこのほか、英国のセレブ・シェフ、シルヴェナ・ロウェ(Silvena Rowe)さんによるフュージョン・レストラン「オムニア・バハラ(Omnia Baharat)」や、米国最大のブラジル・レストラン「テキサス・デ・ブラジル(Texas De Brazil)」、ドバイ2号店となるギリシャ料理の「イート・グリーク(Eat Greek)」などが入った。

今後オープンを予定しているのは、日本でも人気の米系インターナショナル・キュイジーヌ「ディーン・アンド・デルーカ(Dean & Deluca)」など。ドバイの新しいダイニング・スポットとして同エリアに注目が集まる。

営業時間は10時~22時(金曜・土曜は24時まで)。

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