ドバイの中心地ブルジュ・ハリファを望むビジネス街「ビジネス・ベイ(Business Bay)」に、10月13日にセブンイレブンドバイ1号店(ベイスクエア店)がオープンを迎え、日本や米国などを中心に、世界約57,000の店舗数を誇る同コンビニエンスストアにとって、ドバイ1号店は初の中東進出であり、同店を訪れる日本人駐在員の姿も見られた。
店舗面積は183平方メートル。店内には約2400点の商品が並ぶ。ドバイでのニーズを優先したラインアップとなっているほか、PB(プライベートブランド)商品もそろえる。
PB商品は、中東地域の一般的な米料理である「チキン・ビリヤニ(鶏肉のまぜご飯)」や、多くのフィリピン人が住むドバイならではのフィリピンの伝統料理「ビーフタパ(ガーリックで味付けされた牛肉)」など、現地事情に根差した商品を用意する。
おにぎりも5種類用意。インドのエビ料理をアレンジした「プラウン・ティッカおにぎり」(7AED=約220円)や、アラブのB級グルメ、シャワルマ風の味付けをした「チキン・シャワルマおにぎり」(8.5AED=約260円)など、日本と現地の食文化を融合させたものとなっている。
同店が力を入れるのはドリンクバーだ。購入者がセルフでドリンクを注ぐシステムで、コーラやセブンアップなどのドリンクに、レモンやストロベリーなどのシロップを加えてオリジナルドリンクを作ることができるマシンを導入した。ドバイでは一般的ではないアイスコーヒーを作る特注のコーヒーメーカーも導入している。
同店を訪れた日本人駐在員は「まだまだ日本の商品は少ないが、日系のコンビニがドバイに来たことは大変うれしい。PB商品が充実して、手軽に日本の食事がとれるようになったらいい」と今後の商品開発に期待を寄せる。
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