2年に1度開催される「ドバイ航空ショー(Dubai Air Show)2015」が11月8日、ドバイ・サウス内のマクトゥーム国際空港横の航空ショー・サイトで開幕し、除幕式には、ドバイのムハンマド首長やハムダーン皇太子、アブダビのムハンマド皇太子らが参列した。

今回は計1,103の企業が出展し、期間中6万5000人の来場者数が見込まれている。同ショーを運営するエフ・アンド・イー・エアロスペース(F&E Aerospace)のアケリヤン社長は「総勢61カ国から出展企業が集まっており、最新の航空技術に触れることができる」と話す。日本からは、三菱航空機と川崎重工業が出展している。

2013年に行われた前回は、ドバイのエミレーツ航空のボーイング777X型機150機とエアバスA380型機50機(合わせて約10兆円相当)の発注を含む、航空史上最大規模となる総額2,061億ドル(約20兆円)相当の発注があり、世界を驚かせた。

大手航空機メーカーから湾岸諸国の航空会社へ大型旅客機の引き渡しが依然として750機程度残っていることから、今回は前回ほどの発注はない見込みだ。

会場では最新機種の展示のほか、毎日14時から17時30分まで戦闘機などによる飛行ショーが行われる。F22ステルス戦闘機やユーロファイター・タイフーン、ミラージュ2000などがドバイの空をアクロバット飛行で舞う。

屋内展示では、3Dプリンターを活用した3Dパビリオンの設置や、ロールスロイス社製造のエアバスA380用エンジンの展示など各社の最新技術の展示も行われている。ドバイ空港経済特区のブースでは、体験型イベントとしてフライトシミュレーションが用意され、航空機のパイロット体験ができる。

開催時間は10時~17時30分。入場料は、大人=90AED(約2,800円)、子ども=60AED(約1,900円)、7歳以下は無料。今月12日まで。

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