ファッションブランド、クリスチャン・ディオールの展示「ル・テアトル・ディオール(Le Theatre Dior)」が現在、ドバイモールで公開されている。ミニチュアサイズのドレスを展示するとともに、同ブランドの「軌跡」を紹介する。

ドバイモールのファッション街の中心地、円形のファッション・キャットウォーク・アトリウムに、12の分野別のブースを設け、きらびやかなミニチュアのドレスなどが来場者を魅了する。展示の中でひときわ目を引くのは、色とりどりの花をまとったドレスが、チューリップ型の模型から登場する「ミス・ディオール(Miss Dior)」の香水をイメージした展示だ。同ブランドの代表的な香水の一つで、展示台の後部に設置されたひな壇に、コレクションが等間隔に飾られている。

同じく香水を取り上げた「ジャドール(J'adore)」の展示ブースでは、ジャドールの瓶が中央に配置され、周囲をドレスが取り囲む。キャンディ・ピンクのショート丈のイブニングドレスの「オペラ・ブッフ(Opera Bouffe)」や、赤いフリルの「ポルスレーヌ(Porcelaine)」など、1950年代に作られたオートクチュールのドレスが、華やかなイメージを一層際立たせている。

黒一色のドレスが迎える「パリ(Paris)」のコーナーでは、クリスチャン・ディオール独立後間もない1947年コレクションの「花冠ライン」のドレスなど、後のディオールを象徴する、際立ったシルエットのドレスが並ぶ。

このほか、マリリン・モンローやエリザベス・テイラー、グレース・ケリー、ナタリー・ポートマンさんなど、世界的なセレブリティがディオールを身にまとった映像を公開している「スターズ・イン・ディオール(Stars In Dior)」や、ジャン・コクトーやサルバドール・ダリなど、ディオールと親交のあった作家やアーティストとの関係を映し出す「ディオールとアートな友人たち(Dior And His Artist Friends)」の動画コーナーも並ぶ。

公開時間は、日曜から水曜は10時から23時、木曜から土曜は10時から24時。

11月24日まで。

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