ドバイ最古のショッピング・モール、アル・グレア・センター(25.268789, 55.317530)に11月16日、日本式パン店「焼きたて(Yakitate)」(+971-50-329-4262)がオープンした。

ヨルダン人のオーナー・アハメドさんが、2年間の準備期間を経て開いた同店。旅先で味わった日本のパンに感動し、日本の味を安価に提供したいという思いを実現した。

日本人パン職人が作るパンは、かつお節がたっぷりかかった「焼きそばパン」や2種類のクリームが入った「クリームパン」、大き目の肉と野菜がぎっしり詰まった「カレーパン」など日本人にとってなじみの深いものも多数。70種類を超えるパンを店頭に並べ、特にクロワッサンの種類が豊富で、定番のチョコレートやチーズから、丸形の「あんロール」など15種類をそろえる。

アハメドさんは「既に多くのリピーターが生まれている。薄力粉や強力粉などの材料は全て日本ものを仕入れている。日本人パン職人の細部へのこだわりと合わせ、豊富な種類と日本のパンの味の再現を可能にしている」と語る。

朝晩2回来店した日本人男性は「日本のパンの味を気軽に楽しめてうれしい。キャラクターパンを買って帰ると子どもが喜ぶ」と語った。

日本式のパン店がブームになりつつあるドバイにおいて、他店との差別化を図る同店。店の前には食事スペースがあり、店内で購入したパンだけでなく、別途用意された食事メニューを食べることもできる。オーナーの一押しは、ライス・バーガーとラーメン・バーガー。

ライス・バーガーは、照り焼きサーモンや焼き肉を挟んだものなど3種類。パテの代わりに円形の焼きおにぎりで挟んだ和風の中身は、日本人向きの味付け。サイドメニューも、バーガー定番のフレンチフライだけでなく、枝豆や温野菜、ラーメンフライなど5種類から選択できる。

ラーメン・バーガーは、ゆでたラーメンを円形に焼いたパテ。外側はうっすら焦げ目のつく程度に焼き上げ、中は柔らかい食感に仕上げる。中身はチキンカツカレーやエビカツなど。カレーは市販のルーを使わず、シェフが粉から作るこだわり。いずれもドバイにこれまでなかったタイプのバーガーで、独創的な商品を提供したいというオーナーの意向を示している。

カフェ部門の売りは、日本製のサイホンを使ったコーヒー。注文を受けてからコーヒーをひくため、香り豊かな入れたてコーヒーを味わうことができる。

11月21日までのソフトオープン期間はパン全商品を20%引きで提供。21日17時からはグランドオープニングセレモニーを予定し、12歳以下の子どもと日本の浴衣や着物を着て来店した客にはパン1個を無料で進呈する。

営業時間は8時30分~22時。

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