【ロンドン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)による破壊の危機にさらされているシリア中部の世界遺産、パルミラ遺跡の「ベル神殿」の門が映像データを基に3Dプリンターで複製され、ロンドンなどで4月に展示される見通しとなった。貴重な文化財の破壊や略奪が続く深刻な状況を国際社会に訴える。

 

 複製はロンドン中心部のトラファルガー広場やニューヨークの繁華街タイムズスクエア、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで展示される。パルミラを支配下に置いたISは昨年、約2千年前に建造されたベル神殿の主要部分を爆破したが、高さ約15メートルの門は破壊を免れていた。

 

(画像)ロンドン・トラファルガー広場に展示されるベル神殿の門の複製の想像図(デジタル考古学研究所提供・共同)

 

元記事:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016012601001665.html

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