ドバイ警察は4月21日、2015年に信号無視や道路の違法な通行によって罰金を受けた数が約6万5000人に上ると発表した。

毎年、幹線道路を横断しようとして通行車にひかれ死亡する交通事故が発生しており、ドバイ警察は違法通行を止めるキャンペーンを進めている。信号無視や違法通行による罰金は1回当たり200AED(約6,000円)。

ドバイには、シェイク・ザイード通りなど、多いところでは片道8車線もあるような幹線道路が複数あり、自動車の通行速度も高い。陸橋や地下通路などを使わずに危険を冒して違法に通行しようとする人がいるため、取り締まりを強化している。

実際、道路横断中に交通事故に遭い死亡した件数は、2013年=46件、2014年=39件、2015年=33件と減少している。一方、罰金を受けた人の数は、2013年=5万5206人、2014年=6万1391人、2015年=6万4620人と増加している。

ドバイ警察は、交通事故の被害者として海外からの出稼ぎ労働者が最も多いとし、彼らに対して多言語での啓発活動を続けているとしている。

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