アキバのあちこちと繋がる、アキバブロードキャスターのササキチがお送りする「アキバガジェット」。今回は、そのササキチがアキバを飛び出してドバイへ行ってきた際のドタバタ周遊記をお届けします。もちろん単に遊びに行ったワケじゃなし。実は先月ご無沙汰していた一時期は、中東最大のオタク系イベント「ドバイコミコン」の取材に行っていたのでありました。

 

 

 

 

 ちょっと前のお話になりますが、実はこのササキチ・・・ドバイに行っておりました!と言っても、単なる観光目的の海外旅行じゃありません。4月7日から3日間に渡って開催された、中東エリア最大のオタク系イベント「Middle East Film & Comic Con(MEFCC / ドバイコミコン)」の取材に行ってきたんですよ。そもそも海外に行くこと自体が初めてで、正直ビビリまくりではあったんですが(笑)・・・ここはアキバのオタクを(勝手に)代表して、ぜひ行くべきだろうと。そんな使命感に燃えつつ、勇んで中東のオタク事情を探ってきました!これでグローバルなササキチにレベルアップできたかな?(英語は話せないけど)

 

 

 

実は先月にドバイへイベント取材に行っていたササキチ、今回はその模様をお届けする番外編です。とはいえ海外渡航自体が初めてとあって、いきなり羽田でターミナルを間違えるドタバタも。ドバイまでは、おなじみエミレーツ航空にて約12時間の空旅でした

 

 

ターバンの入国審査官に怪しまれたりしつつ、無事にドバイ到着!空港からはタクシー移動だったものの、初乗り25ディルハム(1DHは約30円)で1DHずつ上がっていくという親切な運賃計算でした。お金持ちの国だとビビっていた気持ちがほぐれていく・・・

 

 

 

現地にはイベント前日に到着。コミコン会場にほど近いホテルにチェックイン、夜景を眺めながらしばしの休息・・・あらためてドバイに来たんだなぁと実感するササキチでありました

 

 

いよいよ7日から「ドバイコミコン」が開幕!この手のイベントが少ない中東エリアにて、毎年多くの来場者を集める最大級のオタク系イベント。当日のササキチは、「蒼の彼方のフォーリズム」の邪神甚平を着て参戦しましたよ

 

 

さて諸々のドタバタもありつつ、いよいよ「ドバイコミコン」の会場に足を運ぶことになります。冒頭チラリとご紹介しましたが、このイベントは中東で最大級のオタク系イベント!2012年から数えて5回目、年々来場者が増えて、今年は7万人が訪れたそうです。会場になった「ドバイワールドトレードセンター」の設営スペースも去年から2倍に広がったとか、中東のオタク系文化もどんどん元気になってるってことでしょう。

ちなみに“Film & Comic”のイベントということで、日本のコミケとはちょっと雰囲気が違います。伝統的にアメコミとか「スター・ウォーズ」みたいなハリウッド映画が人気なので、ブースもその手のコンテンツが多めですね。今年はドバイでもVR体験が話題になっていて、その手のブースもたくさんありました。まさに映画もコミックもゲームも、何でもアリというカオスな感じ!これがなんと、10時から22時まで12時間ぶっ続けで続くんです。とんでもないバイタリティだ!

 

 

 

今年は3日間で7万人が来訪したというイベント会場は、お昼すぎから大混雑の様相。イベントの開催時間は、なんと12時間というからビックリ。ちなみに開催日程が木~土曜日なのは、休日がイスラム教の安息日に基づく金・土曜のため

 

 

 

日本のコミケとは雰囲気の異なるイベントで、伝統的な人気コンテンツはアメコミやハリウッド映画が中心らしい。ちなみに会場には同じUAEだけでなく、サウジやオマーンといった、アラビア半島の各国から人が集まってくるそうです

 

 

VR元年といわれた今年、そのビッグウェーブはドバイにも。「Oculus Rift」をはじめ、会場には大がかりな体験ブースがあちこちに設営されていたぞ

 

 

 

日本でもおなじみ、Samsung「Gear VR」のデモにも参加希望者多数。今回でコミコン初出展となるソニーは、「PlayStation VR」の展示を行っていた

 

 

大がかりな企業ブースこそ少なめなものの、物販エリアでは日本のコンテンツもあちこちで展開中。ガンプラを販売する「OTAKU ME」のブースでは、取材中も飛ぶように売れていた。ただし「ガンダムのアニメの方は、まだ知名度があまり高くない」とのこと。熱心なファンが集まっていたのかな?

 

 

 

あまり本を読む文化がないドバイにて、“最大の書店”として営業している紀伊國屋書店はコミコンに毎年出展する常連。そして会場の一角ではカードゲームに興じる人たちもいたりと、ホントなんでもアリな空間でした

 

 

企業ブースはあまりなくても、実はドバイのオタクたちに人気だった日本アニメ。会場の一角にあるファンサブ(同人)コーナーでは、アメコミと人気を二分するほどの注目度だ

 

 

 ブース自体はそれほど多くなかった日本系のコンテンツですが、いわゆる同人にあたるファンサブコーナーでは大人気!ドバイではそれこそ「マジンガーZ」の時代から日本のアニメが流れていて、最近では動画配信の「Crunchyroll」でほぼリアルタイムで見れちゃうとか。だから「ラブライブ!」とか「おそ松さん」とか、日本でも話題のアニメはドバイでも人気!日本のアニメキャラのコスプレをやってるレイヤーさんも、会場にはたくさんいました。作品愛もスゴく感じられて、取材中もキャラ談義で盛り上がったり!そのあたりは、あまり日本との温度差は感じなかったですね。

 

 

 

ファンサブコーナーに出展しているのは、半分以上が女の子。クオリティの高いオリジナル作品にまじって、日本のアニメを扱ったグッズも多数販売されていた

 

 

会場のあちこちで遭遇したレイヤーさんたちの中には、日本のアニメキャラに扮する方々も多数。こちらの空条徐倫コスの方はドバイ在住の日本人で、ドバイのアニメ事情をあれこれ教えてもらいました

 

 

 

「ゲート」のロゥリィや、「ラブライブ!」のコスプレも人気。日本とほぼ変わらないタイミングで日本アニメが見れるとあって、話題の作品もあまり変わらない感じ

 

 

 

コミコン常連というコスプレサークル「ABU DHABI ANIME CLU3」の方々とも、キャラ談義で盛り上がったとか。会場の外では、「Fate」のセイバーにも会えました

 

 

会場の外にはライブステージやフードコートもアリ、まさにお祭り騒ぎなイベント会場。この熱気がなんと夜の22時まで続くのです

 

 

いやぁ、正直ここだけでは伝えきれない(笑)! 最初は初の海外ということでいろいろ不安を感じてましたが、結果は全然問題ナシ。キャラの名前を出せばそれだけで盛り上がれるので、いつものテンションでいろいろなオタクたちとの交流を楽しんじゃいました。そう、オタクに言語の壁なんてないんですよ!イベントからの帰り道でも、ホテルの前でガサゴソフィギュアを開けてるヤツがいたりして・・・もうアキバと変わんないじゃん(笑)ってね!

コミコン自体にはまだ日本のブースも少なめでしたが、これだけ日本のアニメが浸透してるワケですから、これからに期待です。ちょうど10月にも、日本のポップカルチャーを紹介する「ANI:ME」っていうイベントが、アブダビで開催されることが決まりましたしね。これまで以上に中東で日本のオタク系コンテンツが広がってほしいし、そして自分もそんな手伝いがしたいっすね!

 

 

 

楽しくも忙しかったドバイの取材行の合間に、観光も忘れないササキチ。デカい水族館があったドバイ・モールを散策したり、IBNホールでは世界一美しい(?)スタバに行ってみたり

 

 

ドバイを満喫したササキチ、また中東に遊びに来たいなぁ。ひょっとしたら、またどこかで番外編をお届けすることになるのかも

 

 

Middle East Film & Comic Con : http://www.mefcc.com/

元記事 : アキバ最新情報サイト エルミタージュ秋葉原

タグ:
オタク
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ササキチ
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