アラブ首長国連邦(UAE)は6月6日、連邦政府の委員会により月の満ち欠けからラマダン月に入ることが確認され、ヒジュラ暦第9の月である「ラマダン」が始まった。

聖なる月の到来を祝い、UAEのハリファ大統領(アブダビ首長)やムハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)らから、アラブやイスラム諸国の首脳に対し電報が送られた。

ラマダン期間中は、公的機関の就労時間は9時~14時、民間は通常の労働時間より2時間少なく働くよう通達されている。

ラマダン中、イスラム教徒は日中の飲食や喫煙を絶つ。毎日、日の出前にスフールと呼ばれる食事を取り、アラビア語で夜明けを意味するファジュル(Fajr)の礼拝に備える。1日に5回行う礼拝の最初のものだ。ここから、4番目の礼拝となるマグレブ(日没後の礼拝)まで一切口にしない。

日没後は「イフタール」という断食後の食事を取る。ドバイでは毎年、イフタールを提供するライトアップされたラマダンテントが街中を彩り、ラマダン中の風物詩になっている。

ラマダン中は生活が夜型になることから、ショッピングモールの営業時間も普段より長くなる。ドバイ世界貿易センタービルなどで夜間のマーケットが開催されるなど、普段と異なる催しが行われる。

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