Al Sarkal Avenue内のA4 Spaceで6月22日から、スタジオジブリ初製作の宮崎駿監督の長編アニメーション「天空の城ラピュタ(英題:Castle in the Sky)」の上映が始まった。

ドバイを中心にアラブ首長国連邦の街で海外の自主製作映画などを上映する「シネマ・アキル(Cinema Akil)」の一環。今夏のシリーズ「A Hard Day's Night」は、ラマダンの開始とともに始まり9月第1週まで、週替わりで15本の映画が上映される。

シリーズタイトルの「A Hard Day's Night」にちなみ、テーマの中心に据えられたのは、労働、技術、産業、手仕事と人間模様。シリーズ3週目に登場した「天空の城ラピュタ」の他、チャールズ・チャップリンの代表作「モダン・タイムス(Modern Times)」や、1971年公開のメル・スチュアート監督の「夢のチョコレート工場(Willy Wonka & the Chocolate Factory)」など、世界中の名作が集まる。

「天空の城ラピュタ」は、1986年の公開から30周年を迎える宮崎アニメ不朽の名作。少年パズーと少女シータが天空の浮島「ラピュタ」を目指す物語。ドバイでも宮崎アニメへの関心は高く、22・23日ともに満席となり、英語字幕付きの日本語で上映中には笑いや拍手が沸き起こった。

会場を訪れた女性の一人は「大変素晴らしかった。話の展開のテンポがよく、すぐに引き込まれた」、別の男性は「宮崎アニメはどれも質が高く、登場人物も魅力的。ラピュタは30年前の作品とは思えない美しさだ」と話した。

同作の上映は24日まで。入場無料。今後の上映作品はフェイスブックページで確認できる。

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