ドバイで7月31日、世界的児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズの原作者J.K.ローリングさんが描くその後の物語「ハリー・ポッターと呪われた子ども(Harry Potter and the Cursed Child)」が発売され、キャラクターのコスプレに身を包んだ大勢のファンが夜通し列を成した。

J.K.ローリングさんがシリーズ最終作と述べた同作は、前作「ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hollows)」から19年後を描いた演劇作品の脚本の書籍化。前作から8年ぶりの新作に、世界中で発売前から大きな盛り上がりを見せた。

大規模ショッピングモール、モール・オブ・エミレーツ(Mall of the Emirates)の「ヴァージン・メガストア」は、店名をハリー・ポッターにちなんだ「プラットフォーム9と3/4」に変更し、書籍発売の比喩表現「ホグワーツ行きの列車は午前1時30分に出発する」として、「駅を訪れた客」を迎えた。

ハリー・ポッターの36回目の誕生日でもある同日、ヴァージン・メガストアでは1000冊を準備。同店の外には、予約客の引き取り用、飛び入り客用、メディア用の計3つの列が作られた。販売開始3時間前の22時30分から列に並んだ予約無しの親子は、最終的に翌3時30分に書籍を手にしていた。

店内は作品内に登場するホグワーツ魔法魔術学校の食堂をイメージした4つのテーブルが置かれ、「グリフィンドール」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」「スリザリン」と、ハリー・ポッターに登場する寮の名前が配された。テーブルには、ハリー・ポッターの世界に登場するキャンディーやポップコーンが並べられ、来場者は自由に試食してハリー・ポッターの世界に触れた。

J.K.ローリングさんのハリー・ポッター・シリーズは、1997年の発売から8作品で累計4億5000万冊を販売している。同作の日本での発売は11月を予定。

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