世界一高いタワー「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」の下に立つ音楽歌劇場「ドバイ・オペラ(Dubai Opera)」が8月31日のオープンまで10日を切った。

ドバイ・オペラの周辺は依然として壁に覆われており、中の様子をうかがい知ることはできないが、上空からはアラビア湾を航海する木造船をイメージした建物から色とりどりの光が放たれるのが見える。

オペラやバレエ、ミュージカルを行う舞台芸術専門劇場の設立はドバイでは初めてで、エンターテインメント界の歴史的な一歩となる。ドバイ・オペラの初演には、トリエステのジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団を引き連れて、世界三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴさんが立つ。

10月4日、8日の両日は、最後のワールド・ツアーで世界中を回っている三大テノールの一人、ホセ・カレーラスさんのコンサートが予定されている。

ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの元COOで、ドバイ・オペラのCEOを務めるジャスパー・ホープさんは、「ドバイにはあらゆるものが備わっているが、ドバイ・オペラの誕生で、この街は一層よくなる」と自信を見せる。

ドミンゴさんの公演に続き、9月にはジョルジュ・ビゼー作曲の「真珠採り」やバレエの「ジゼル」などが予定されている。11月の「レ・ミゼラブル」や来年2月の「ウェスト・サイド物語」などの世界的ミュージカルのほか、地元UAEの歌手フセイン・アル・ジャシミさんなど、地域の人気アーティストも登場する。

演目や料金などの詳細はホームページで確認できる。

タグ:
アート
シネマ
recommend to friends

コメント

  1. コメントはありません

コメント投稿