ドバイ世界貿易センターで9月6日、第15回を迎えた中東最大の不動産・大規模プロジェクト展示会「シティスケープ・グローバル(Cityscape Global)」が開幕し、ドバイの大手デベロッパーらによる最新の大型プロジェクトが公開された。除幕式には、ムハンマド・ドバイ首長や、ハムダーン皇太子らが参加した。

同展示会には、世界30カ国から272の出展者が参加。地元ドバイのデベロッパーのほか、周辺の湾岸諸国やトルコ、インド、欧州など世界各国のデベロッパーが集まった。

日本からは日建設計が参加。今年3月に行われた、サッカーの世界的クラブ「FCバルセロナ」の本拠地カンプ・ノウの新スタジアム設計コンペで選出されたデザインの模型や、デザイン画などが飾られている。

シティ・ウォークやザ・ウォークなど、屋外ショッピング施設を手掛け、ここ数年次々に大規模プロジェクトを実施している「メラース(Meraas)」は、改装中のジュメイラ・ビーチをリゾートとして開発するプロジェクト「ラ・メール(La Mer)」を発表。三日月形のリゾート地の中央には、遊園地ができる予定。

世界一高いタワー、ブルジュ・ハリファや世界最大規模のショッピングモール、ドバイ・モールなどのデベロッパーとして知られる「エマール(Emaar)」は、ブルジュ・ハリファを100メートル超える高さの「ザ・タワー(The Tower)」を中心とした運河沿いの新都市「ドバイ・クリーク・ハーバー(Dubai Creek Harbour)」の最新情報を提供。

ドバイの政府系持ち株会社ドバイ・ホールディングス傘下の「ドバイ・プロパティーズ(Dubai Properties)」は、ドバイ警察大学校の移転跡地に新たに作る200億ドル規模の開発事業「ジュメイラ・セントラル(Jumeirah Central)」を発表。

2020年の万博会場となる「ドバイ・サウス(Dubai South)」は、万博の会場イメージを更新。3つのひしが重なる会場に、スペインの建築家Santiago Calatravaさんらのデザインしたパビリオンが造られる。これまで見られなかった、ひしの内側のイメージが具体的になり、模型として展示されている。

開催時間は10時~19時。今月8日まで。

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