ドバイ遠征を行っているビーチサッカー日本代表が10月26日、ドバイの日本人学校を訪れ、子どもたちと交流した。
ビーチサッカー日本代表は、ドバイ入りの直前ブラジル・サンパウロで開催されたSuper Cup of Nationsに出場。強豪のブラジル、イタリア、メキシコと争い、2位で大会を終えた後、ドバイ入りした。
この日はトレーニングを行った後、同校を訪問し交流会に参加。入場時には、体育館に集まった4年生から中学生の生徒たちから大歓声で迎えられた。
開会式では、岡本修校長から日本代表の選手やコーチに対し感謝の言葉が述べられ、後藤嵩介選手が「生徒の皆と一緒にボールを蹴って過ごせることがうれしい」とあいさつした。
交流会では、生徒たちの間に選手が積極的に入り、ウオーミングアップやパスの練習を行った。ビーチサッカーではよく見られるオーバーヘッドキックの実演を選手が行い、アクロバティックな体勢から放たれる鋭いシュートに生徒は驚きの声を上げた。
続いて、学年ごとに分けられたチームと日本代表選手による試合が行われた。途中、攻めあぐねる生徒チームにマルセロ・メンデス監督や選手らが次々と助っ人として参加。ゴールを決めた生徒と抱き合って喜んだ。
予定時間を超過して生徒との交流を行った日本代表。同校には選手全員のサインの入ったユニホームが寄贈され、写真撮影の後には即席でサイン会が開かれた。生徒からも記念品が贈られた。
9年間日本代表としてプレーする田畑輝樹選手は「海外に来る機会はたくさんあるが、こうやって日本人学校を訪問して交流会を行うのは初めて。元気な子どもたちと一緒にボールが蹴られてとても楽しかった」と感想を語る。
6年生の吉村駿輝くんは「代表選手は試合で一度もボールを落とさずにつないでゴールを決めた。技術がとても高く、一緒にプレーで着て本当にうれしかった」と振り返る。
ビーチサッカー日本代表はドバイ合宿中、27日にハンガリー代表、28日に地元クラブ、29日にロシア代表とトレーニングマッチを行う予定。