ドバイモールで11月15日、中東で唯一の時計学に関する展示週間「Dubai Watch Week」のイベントの一環で、世界の貴重な時計を集めた時計展が始まった。昨年から実施されており今回2回目の開催となる。

ドバイモールでは、中央玄関付近と一階アトリウムの2会場で特別展を実施。高級時計の店舗が並ぶ中央玄関付近の通路では、スイスに本拠地を置く高級時計財団(Foundation de la Haute Horlogerie)とのキュレーション企画「Mastery of Time Exhibition」が行われている。

同企画では、42のショーケースで時計の歴史の説明、最新技術を結集させた腕時計を展示するなどした。最初のショーケースでは、時計の黎明(れいめい)期を振り返り、「哲学者が与えられた時間を超過して話をすることを防ぐ目的で利用した」という説明とともに、日時計が展示されている。小さな銀の日時計には、欧州の19の国名が印字されている。

産業革命期の時計は、金の装飾が施された筒状の天文時計。スイスの天文時計メーカーFrancois Ducommunが作ったもので、トップには太陽を中心に年間カレンダーを示し回転する地球儀の模型が、その下には12星座のイメージが上部に施された豪華な作りとなっている。

後半の高級腕時計コーナーでは、貴重なAudemars Piguetの1904年のRoyal Oak Grande Complicationや、Baume & Mercierの1950年~75年製作の腕時計5本、A. Lange & Sohneのトゥールビヨンの限定商品などの腕時計が並ぶ。

1階アトリウムでは現在、ジュネーブ造形芸術大学の生徒や教員によるはと時計展「24 HOURS IN THE LIFE OF A SWISS CUCKOO CLOCK」が同時開催。現代技術を用いたはと時計の再発見企画展で、芸術性の高い掛け時計や置時計が展示されている。

開催時間は10時~24時。入場無料。今月29日まで。

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