ドバイのグランドハイアットホテルのボールルームで11月29日、在ドバイ日本国総領事館主催による天皇誕生日祝賀レセプションが開催され、オベイド・ビン・フマイド・アル・タイール財務担当国務大臣、アラブ首長国連邦(UAE)北部首長国首長家、GCC諸国をはじめとする各国在ドバイ総領事、ドバイ駐在日系企業関係者などが出席した。
ドバイ日本人学校の生徒らによるアラビア語でのUAE国歌および日本国国歌君が代の斉唱で幕を開けた同レセプション。続いて道上尚史総領事があいさつに立ち、日UAEの良好な2国間関係、オリンピックにおける日本選手の活躍やノーベル賞日本人受賞者などについて紹介した。
その後、日本人学校の生徒が再度登壇し、東日本大震災復興ソング「花は咲く」の合唱を行った。伴奏にはヤマハの自動演奏グランドピアノが使われた。
来場客には日本食が提供され、日本人職人が握るすしには長蛇の列ができた。バーカウンターでは山口県の日本酒「獺祭(だっさい)」が振る舞われた。来場したインド人男性は「出された日本酒が、とてもおすしに合っておいしかった」と語った。
会場の中には、ドバイ駐在の日系企業や日本を紹介するブースが設けられた。機械メーカー「ブラザー」は最新のミシンを展示し、化粧品を扱う「Human Resource Communications」は、スキンケア商品を展示した。
そのほか、アニメ制作会社「ガイナックス」や建築会社「Ibda Design」、地元企業「イーサ・アル・グレア・インベストメント」らがブースを構えた。イーサ・アル・グレア・インベストメンツのブースには、岡谷電器産業の街灯や、今年ドバイのスーパーでも取り扱いの始まったこんにゃくゼリー「スラリ」など、日系各社の商品が並んだ。