ドバイ・モール内の紀伊国屋書店で現在、ニューヨーク在住のファッション・デザイナー松崎真子さんのアバヤ(アラブ女性の伝統衣装)が販売されている。  

紀伊国屋書店ドバイ店は、6300平方メートルの敷地にある店内で日本語やアラビア語、英語や中国語などの書籍や雑誌を販売。日本の文房具も取り扱うほか、日本の文化や伝統の発信地にもなっており、浴衣や日本人形なども販売している。  

ロンドンやパリなど欧州でファッションを学んだ松崎さんは、2年前にドバイを訪問。その際に、「中東ファッションの発信地であるドバイで、自身のデザインしたアバヤを販売したいと思った」といい、今回、2年越しの思いが実現した。  

「留学先のルームメイトがサウジアラビアの女性で、彼女は日本の文化に興味があるが、宗教的な背景から日本人の格好は困難。アラブの女性が着用するアバヤに日本のテイストを加えれば、彼女も問題なく着られるのではと思った」と松崎さん。「ファッションを通して日本の良さを世界に広めたい」とも。  

松崎さんのアバヤは、全て日本の縫製工場で手作りされたもの。ちりめんを用いたものや、和柄をあしらったものなど日本風のデザインが並ぶ。製作に当たって全国の生地メーカーを尋ね、コンセプトに合う生地を探し抜いたという。ロンドンでも販売を行っており、今後はドバイをきっかけに中東市場での販売を加速させていく意向。  

営業時間は10時~24時。1月14日まで。

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