17回目を迎える「ドバイ・マラソン」が1月20日、開催される。男子トラックのオリンピック金メダリストで、昨年のベルリン・マラソンで世界歴代2位の記録を出したケネニサ・ベケレ選手の参加が決まり、世界記録への期待が高まる。  

2000年に始まったドバイ・マラソンは、高額賞金もあり、世界の有名ランナーが参加する国際的な大会。2012年の第13回大会では、優勝したアエレ・アブシェロ選手以下、上位3人の記録が世界トップ10(当時)に入った。  

高速傾向にあるドバイ・マラソンに、昨年9月のベルリン・マラソンで世界記録に6秒と迫る歴代2位の記録で優勝したベケレ選手が今年参戦することが決まっている。  

ベケレ選手はトラック長距離界のスター選手。オリンピックでは、アテネと北京大会で5000メートル、1万メートルにそれぞれ出場。金メダル3個、銀メダル1個を獲得している。  

2014年のパリ・マラソンに出場し、初マラソンながら大会新記録で優勝。昨年のベルリン・マラソン以降、世界記録を目指しドバイに向けて調整を進めてきた。  

ドバイ・マラソンの賞金は優勝=20万ドル(約2,300万円)、2位=8万ドル(約900万円)、3位=4万ドル(約450万円)。世界記録が樹立された場合、ランナーには25万ドル(約2,900万円)が与えられる。  

42.195キロを走るフル・マラソンに加えて、一般ランナー向けの10キロや4キロのレースも用意する。

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