ドバイのセブンス・スタジアムで2月17日、中東及び近隣国に駐在する日本人チームによるサッカー大会「Gulf Cup 2017(ガルフカップ)」が開催され、ドバイ日本人会サッカー部のドバイイレブンが優勝した。  

ガルフカップは2009年に初開催され、今年が9回目。毎年2月に近隣諸国の日本人サッカーチームがドバイに集い、地域最強を競い合う。  

今大会は、優勝したドバイイレブンのほか、ドバイブルーA(UAE・ドバイ)、アブダビガゼルズ(UAE・アブダビ)、Samurai Al Riyadh(サウジ・リヤド)、Rabigh FC(サウジ西部州)、Eastern Saudi Kickers(サウジ東部州)、Al Jazi FC(カタール・ドーハ)、クルムズベヤズ(トルコ・イスタンブール)、ボンベイ・ジャパン(インド・ムンバイ)、FCキッカーズ(インド・デリー)の10チームが参加。総勢150人以上の選手が集まった。  

5チームごと総当たりの予選リーグの結果、AブロックはFCキッカーズとドバイブルーA、BブロックはドバイイレブンとSamurai Al Riyadhが決勝トーナメントに進出した。  

準決勝第1試合は、Aブロック1位のFCキッカーズ対Samurai Al Riyadhが行われ、0-0のままPK戦に突入。すべてのキッカーが決めたFCキッカーズが勝利し、決勝に進出した。  

準決勝第2試合は、Bブロックを松山崇選手らのゴールで全勝で勝ち上がったドバイイレブンが、同じドバイ日本人会サッカー部のドバイブルーAと対戦。ドバイイレブンが、森謙太選手、中村亮選手、宮崎アシム選手のゴールで3-0で勝利した。  

決勝は、地元ドバイイレブンと初参加のFCキッカーズの争いとなった。両チームの力が拮抗し、勝負の行方はPK戦に。ドバイイレブンのゴールキーパーはキャプテンの高橋拓司選手。FCキッカーズのPKを3本防ぐ一方で、ドバイイレブンは3人が決めて決勝戦に勝利した。  

Gulf Cup 2017の優勝はドバイイレブン。準優勝はFCキッカーズ。甲斐裕基選手のボレーシュートによるゴールなどで、Samurai Al Riyadhとの3位決定戦を制したドバイブルーAが3位となった。  

大会MVPには、決勝のPK戦で大活躍し、全6試合を無失点に抑えたドバイイレブンの高橋選手が選ばれた。  

優勝カップを授与した道上尚史・在ドバイ日本国総領事は「5カ国10チームの皆さんにドバイに来ていただきうれしく思う。来年もお越しいただき、熱戦を期待したい」と述べた。  今年は、メインスポンサーとしてドバイの日系病院さくらクリニックのほか、コーポレートパートナーとして、パナソニックや富士フイルム、日産や双日など、多くの日系企業が支援した。

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