ドバイ警察は5月21日、ITセキュリティーに関する展示会「Gulf Information Security Expo and Conference(GISEC)」で、初のロボット警察「Robocop」を採用したと発表した。
Robocopは人工知能を有したロボット警察官。身長170センチ、体重100キロで、対面する人の表情から感情を感知するエモーショナル・ディテクターを搭載。アラビア語や英語、ロシア語、中国語など6カ国語を操り、コミュニケーションを図ることができる。
Robocopは今後、街に出てパトロールを行い、観光客や住民にサービスを提供。IOTや人工知能を使い、犯罪者を見極める手伝いをしたり、搭載カメラでリアルタイムにつながっているドバイ警察に現場の状況を伝達したりする。
利用者は、胸のタッチパネルを使って、交通違反の罰金の支払いや警察への書類提出もできる。
ドバイ警察はRobocop導入を「スマートシティー技術の分野で世界をけん引していくというドバイのビジョン実現に向けた重要な一歩」とし、今後もドバイ警察のスマート化を進めていくとしている。
23日には早速、ドバイモールのパトロールを行ったRobocop。17時から4時間、ドバイモール内を歩き観光客に英語であいさつするなど任務を果たした。
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