アラブ初のユニバーサルミュージアムで、パリの美術館初の国外進出となる「ルーヴル・アブダビ」開館に伴い開かれるイベントの内容が11月5日、発表された。
ルーヴル・アブダビは、2007年にアラブ首長国連邦(UAE)とフランスの政府間の合意により開館が決まるとともに、30年間「ルーヴル」の名を使用する権利が付与された美術館。ルーヴル美術館からレオナルド・ダ・ヴィンチの「ミラノの貴婦人の肖像」、オルセー美術館からゴッホの「自画像」など、フランスの主要美術館からの作品や、イスラム美術や仏教美術、エジプト・中近東の美術まで幅広い作品が展示される予定で、日本からは喜多川歌麿の作品も展示される。レストラン、カフェも併設されている。
オープンを記念したイベントは4日間にわたって行われる。開館日の11日には、グラミー賞も獲得したフランスの人気シンガソングライター-M-こと、マチュー・シュディットさん、12日はマリ出身の歌手ファトゥマタ・ディアワラさん、13日はジャズやフュージョン音楽の演奏家イブラヒム・マーロフさん、14日にはコロンビア出身のトトーラ・モンポジアさんがパフォーマンスを行う。6才以上の子ども連れの家族向け無料ツアーも行われる。
開館に先立ったセレモニーでは、フランスのイベント会社Groupe Fによる花火とライトのショーが行われ、ウェブサイトで中継映像も配信される予定。
開館時間は10時~20時(木曜、金曜は22時まで)。入場料金は、22歳以上=60ディルハム(約1,800円)、13歳~22歳=30ディルハム(約900円)、13歳以下無料。
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